【IT NEWS】LIXIL、Google Cloud上に内製主体でSAP連携のデータ基盤を構築
LIXIL SAPシステムの移行先として、Googleパブリッククラウドを採用
150カ国以上で事業展開するLIXILグループの、グループERP(統合基幹業務システム)を、従来のメインフレームから、SAP S/4HANAへ移行してゆくとのこと。
また、その稼働インフラとして、パブリッククラウドであるGoogle Clud Platform(Googleのクラウド基盤)を選択したとのことです。
LIXIL、Google Cloud上に内製主体でSAP連携のデータ基盤を構築 - ZDNet Japan
オンプレ → IaaS(パブリッククラウドの仮想サーバー)はトレンド
かなり大掛かりのシステム移行と想定されますが、パブリッククラウドのIaaSへの移行は、現状のトレンドで、オンプレのSAP利用中企業も含めて大手企業の基幹システムの稼働は、パブリッククラウドへ移行が進んでいますね。
利用中野データセンターや、社内と組み合わせたハイブリッドモデルと言われる構成も多く採用されています。
注目すべきは、現場でのデータ活用
・データ基盤「Lixil Data Platform」 すべてのデータを中央に集める。
・中央データを、現場で開発活用するスタイル
ローコード、ノーコード(プログラムレスで簡易にシステムが作成できる)
と感じました。
これは、一定規模以上の企業の今後のトレンドのような印象です。
ただ実施となると課題は多いと感じます。
- データの信頼性の維持 メインデータの信頼性とのライン引きが重要
- 業務安定性の維持 便利な仕組みは良いが、止まると業務停止に!
と現場自由度とスピードは上がるでしょうが、課題対策を検討してルールを決めて導入しないと、問題となりかねないですね。
MSのソリューションもRPAが無償で提供されるなど、同様の方向性を見ていると感じます。このあたりもベストプラティクスがどんどん出てくるので注目ですね。